開発途上国の子どもたちのワクチン接種に役立ててもらおうと、秋田県五城目町の中学生がペットボトルのキャップを集め、回収する電子部品メーカーなどに約50キロを贈りました。

五城目第一中学校では2024年、開発途上国にワクチンを届けようと、夏休みや学校祭などでペットボトルのキャップを集め、その量は9袋50.7キロに上りました。

4日の贈呈式では、生徒から、大仙市の電子部品メーカー「東電化工業」の沢口茂幸常務取締役にキャップが贈られました。

東電化工業は、プロバスケットボールの秋田ノーザンハピネッツとともに、2021年からホームゲームの試合会場などでペットボトルのキャップ回収に力を入れています。これまで回収されたキャップは約2070キロで、ワクチン1000本以上に相当します。

五城目第一中学校の石岡渚帆生徒会長は「一人一人がたくさんの笑顔で、少しでも長生きできる世界になってほしい」と笑顔で話しました。

東電化工業の沢口常務取締役は「こういう活動が世界の貢献に少しでも役立っていることを生徒自身が感じていると思うので、これからも地道な活動だと思うが頑張ってほしい」と期待を寄せていました。

東電化工業は、12月21日に開催される秋田ノーザンハピネッツのホーム戦のメインスポンサーで、五城目第一中学校の生徒全員を試合に招待することにしています。

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