市街地でクマと思われる動物が相次いで目撃され、警戒が続いています。3日の夕方から夜にかけて、秋田市八橋大畑の住宅街や大館市役所の支所の敷地内でも目撃情報が寄せられました。秋田市の目撃場所近くの小学校では4日、児童が保護者に見守られながら登校していました。
3日午後5時20分ごろ、秋田市八橋大畑の市道を車で走行していた30代の女性が、約40メートル先で体長約1メートルのクマのような動物1頭を目撃しました。
目撃された場所から190メートルの所に八橋小学校があり、周辺では4日朝から警察が警戒にあたったほか、保護者に見守られながら児童が登校していました。学校では保護者にメールで注意を呼びかけたほか、6日まで児童を一斉に下校させます。
周辺は飲食店や商業施設、住宅が立ち並ぶエリアです。秋田市によりますと、八橋地区では統計がある過去6年でクマが目撃されたことはありません。
秋田市では、12月1日に南通の住宅街で、2日は土崎の図書館で、3日はクマダスによりますと八橋のほかに、午後9時半ごろに土崎の道路上でもクマ1頭が目撃されています。
一方、大館市比内町扇田の大館市役所比内総合支所でも3日午後8時50分ごろ、業務中の30代の男性職員が、職員の出入口付近で体長約60センチのクマ1頭を目撃しました。
警察が目撃された場所の周辺でパトロールを強化するなど、各地で警戒が続いています。
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