山形市の惺山高校で、1年間使った針をねぎらい、裁縫の上達を願う「針供養」が行われた。
9日に行われた「針供養」には、服飾を学ぶ惺山高校衣創科の生徒80人が参加した。
参加した生徒たちは、折れたり曲がったりして使えなくなった針、約1500本を持ち寄り、柔らかい豆腐に刺して針を楽にさせねぎらう「針やすめ」という儀式を行った。
針供養は学校が創立された1921年から毎年行われているもので、今回で104回目になる。
生徒たちは、感謝の気持ちと裁縫の上達を願い針を供養した。
(惺山高校衣創科3年・土田瑠衣さん)
「これからも縫物をしていくので、針を大事に使っていきたいと思った」
(惺山高校衣創科3年・菅野愛奈さん)
「針の労をねぎらうという意味ですごく大事な行事なので、そういう意味を込めて行事に臨んだ」
供養し壺に入れられた針は、学校の中庭にある「感謝の塔」に納められた。
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