北海道東部の雌阿寒岳の麓にある秘境の湖・オンネトー。この周辺では、11月から氷点下10℃を下回る冷え込みが多く、全面が結氷しました。

 凍った湖面の下には、まるでガラス細工のような氷の芸術が。

 これは「アイスバブル」といって、湖から湧き出るガスなどが氷の中に閉じ込められてできる現象で、現在の時期にしか見られない貴重な光景です。

 一方、日本海側では、この週末、まとまった雪に。

 「札幌市内、断続的に雪が降っています。週末に積もった雪もあり、このまま根雪となりそうです」(糸口真子フィールドキャスター)

 真冬並みの寒気が流れ込んでいる影響で、日本海側を中心に広い範囲で雪が積もり、このまま解けずに根雪になる見込みです。

 根雪が始まる今の時期は、雪道での転倒が急増します。

 2023年度の冬は、札幌で雪道で転倒し救急搬送されたのは、12月で519件で、1月と並んで非常に多くなっています。

 札幌市内で特に転倒が多い場所では…。

 「札幌で最も滑りやすい場所は、ススキノ交差点。特に横断歩道は滑りやすい。今はシャーベット状態だが、今夜凍ると滑りそうです」(糸口キャスター)

 「クルミが靴底に入っているらしくて。できる限り雪がない道を歩くようにしている」(観光客)


 雪道で滑りやすい場所は、横断歩道のような人や車が多く通る場所、そして路面状態が急に変化する所です。具体的には…。

 「特に注意が必要なのは地下鉄の出入り口付近。人の行き来が多いので圧雪されて滑りやすくなっている」(糸口キャスター)


 バス乗り場も、多くの人が踏み固めて、滑りやすくなります。また、ロードヒーティングの切れ目では段差ができていたり、路面が変わることで転びやすくなる場所です。

 札幌は、12月10日以降、朝晩は氷点下の冷え込みとなり、路面が凍結する予想です。

 専門家に、転ばないためのポイントを聞きました。

 「滑るところは(歩幅を)小さく。(重心は)後ろに乗らないで、どちらかというと体は前に。(重心が)前に乗っている方が転ぶ確率は低くなります」(ウインターライフ推進協議会 永田泰浩さん)

 また、交差点などに設置されている砂箱の砂を積極的にまくことも、とても有効だということです。

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