インフルエンザ感染者の1定点医療機関あたりの報告数は12月1日現在で、全国で福岡県が最も多くなっています。

考えられる理由について番組コメンテーターの山田舞医師に聞きました。

川崎キャスター:
福岡県のインフルエンザ感染者数は9週連続で増加となりました。全国で見ると、12月1日までで1定点医療機関あたりでは福岡県が11.43人で全国で最も多くなっています。2番目に多い長野県が9.07人なので福岡が頭一つ抜けているような形です。県内では特に北九州地区で感染が急激に広がっているということです。山田先生、なんで福岡が一番多いんでしょうか。

山田舞医師:
そうですね、別に福岡県民がことさら免疫力が低いとかそういうことはないと思いますが、インフルの流行が始まったのがワクチン接種のピークよりもちょっと早かったことで集団免疫で抑え込むことができなかったということと、あとは九州の他県と比べるとインバウンドで外から持ち込まれることが多いのかなと。それから、私も子育て世代で他人事ではないんですけれども、いろんな物価の高騰で家計が苦しい中、ワクチン打ってもかかるかもしれないインフルのワクチンを、高いお金を出して打つことを控えている関係もあるのかなと心配しています。

川崎キャスター:
もしかしたらワクチン控えは全国的にそうかも知れませんね。インフルのピークはだいたい年末から1~2月にかけてといわれていますので、今後もしっかり注意したいと思います。

(2024年12月12日放送「報道ワイド 記者のチカラ」より)

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