兵庫・神戸市の神戸市立王子動物園で、メスのカンムリヅルが、オスのクジャクに求愛行動する様子がカメラに捉えられた。全力の“ダンス”で迫っていたカンムリヅルだが、クジャクの関心は向かず、かなわぬ恋になりそうだ。

求愛ダンスでアピール!

兵庫・神戸市立王子動物園で撮影されたのは、首を上下に動かしながら羽を広げてクルクルと回る、メスのカンムリヅルだ。

まるでダンスを踊っているメスのカンムリヅル(提供:神戸市立王子動物園)
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まるでダンスを踊っているようだが、飼育員によると、これは求愛行動の時にみられる動きだという。

オスのクジャクにアピールするカンムリヅル(提供:神戸市立王子動物園)

アピールしている相手は、オスのクジャクだ。目の前で「私を見て」とでもいうように踊り続けていた。

しかし、カンムリヅル担当飼育員の中村美幸さんが話すには、「(クジャクは)スンッとしてました。特に反応はなく、近くでちょっと戸惑ったような感じで見てました」とクジャクの反応はいまいちだったという。

種族を超えた叶わぬ恋…想い砕かれる

それでも諦めないのが、恋する乙女だ。

クジャクの目の前を行ったり来たりしいているカンムリヅル(提供:神戸市立王子動物園)

別の日も首を動かしながら時々羽を広げては目の前を行ったり来たりし、クジャクに向かって猛アピールを続けていた。

ダンスよりもエサ探しに夢中なオスのクジャク(提供:神戸市立王子動物園)

しかし、思いが届いていないのか、オスのクジャクはダンスよりもエサ探しに夢中な様子だった。

この恋が実ることはあるのか、飼育員のの中村美幸さんは、「同じエリアで仲良くはしてますけど、種族が違うということで。かなわぬ恋でごめんね」と話している。
(「イット!」 12月13日放送より)

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