13日は全国的に晴れて、初夏のような陽気に。
西日本などを中心に、最高気温が25度以上の夏日となったところもあった。

“能登さくら駅”の愛称で親しまれている石川・穴水町の能登鹿島駅。
約100本のソメイヨシノが見頃となり、朝から多くの人が訪れた。

訪れた人「素晴らしいですね。涙が出そうでした」、「復興を願いながら撮影させていただきました」

のと鉄道は、元日の地震で大きな被害が出て、4月6日に全線で運行を再開したばかり。

列車が到着すると、桜と列車の写真を撮ろうと、多くの人がカメラを向けていた。

桜が咲き誇る山形・天童市では、桜まつりのメインイベント「人間将棋」が行われた。

甲冑(かっちゅう)や着物姿の男女が、将棋の駒となり、対局を行う。

指示を出すのは2人の現役の女流棋士で、“すべての駒を最低1回は動かす”という人間将棋独自のルールがある。

訪れた人たちは、約15メートル四方の巨大な盤上で繰り広げられる熱戦と、満開の桜を楽しんでいた。

訪れた人「満開の時に見られたので、すごくよかった。人間が動いているので面白いなと思います」、「すごくかっこいいですね。やってみたいです」

奈良市の西大寺では、特大の茶わんでお茶を回し飲む「大茶盛式」が4年ぶりに復活した。

直径40cmもある大きな茶わんで、たてられる抹茶。
鎌倉時代に西大寺を再建した僧侶・叡尊が神社に供えたお茶の残りを、民衆に振る舞ったのが始まりとされている。

新型コロナの影響で、2024年1月までは1人1わんで振る舞われていたが、春の大茶盛式から本来の形に戻った。

大きな茶わんを持って飲もうとした男の子は...重すぎたようで、家族に手伝ってもらいながら味わっていた。

参加者「お茶わんが大きくて重たくてびっくりしました。お茶がおいしかったので、とてもよかったです」

「抹茶すごくおいしかった!」と話す外国人観光客とみられる参加者は「おかわり欲しかった。でも...ないです」と残念がった。

神奈川・横浜市の赤レンガ倉庫では、スペイン料理を楽しめるイベント「パエリア・タパス祭り」が開かれている。

巨大な大鍋で、一度にパエリア約200人分を作ることができる。

北海道産のズワイガニやかき、イクラがのったパエリアや、福島産の天然トラフグが入ったアヒージョも人気だった。

13日は、横浜市では4日ぶりに最高気温が20度を超えた。
「想像以上に暑い...ビールが進んじゃいますね」と話す参加者。「最高です!」とビールとスペイン料理を楽しんだ。

14日は、関東などで13日よりさらに気温が上がり、東京都心でも夏日となる見通し。

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