月刊誌『文芸春秋』が久々のスクープ。
「小池百合子都知事元側近の爆弾告発」
元都民ファーストの会事務総長を務めた小島敏郎弁護士が、令和2年、都知事選直前に起こった小池百合子都知事の「学歴詐称問題」の真相を。
当時出版された石井妙子さんのノンフィクション『女帝』が小池都知事が自称している「カイロ大学卒」という学歴に疑問を呈し、大騒動になった。
が、最終的にはカイロ大学学長が小池知事の卒業を認めた「声明文」なるものが在日エジプト大使館のホームページに掲載され、一件落着。
しかし、今回の告発、実はこの「声明文」、<私(小島)が発案して、A氏(元ジャーナリストで、小池知事のブレーン)が文案を作成した>というのだ。
事実なら、都知事辞任にも値する大問題ではないか。
当然、『週刊文春』(4月18日号)が、後追いして小池知事の反応くらい記事にしていると期待したが、一切触れていないのは解せない。
大新聞なども本格的に追及しないのはなぜなのか。
その『文春』、早くも衆院選予測。
「自公83議席減! 過半数割れで自民分裂」というのだが、「自民分裂」に関しては噂話以上の何もナシ。
それより、「LINEヤフー」告発第2弾「ヤフーニュースの正体」。
ヤフーニュースの「(記事配信の)許諾料の低さ」「ヤフートピックスの選び方」「誹謗中傷コメントが殺到するヤフコメの問題点」など抉(えぐ)って参考になる。
『週刊現代』(4・20)と『週刊ポスト』(4・26)がそろって「紅麹」問題を。
『現代』、「毎日飲んでいる家族や友人にも教えたいサプリと副作用」。
『ポスト』、「紅麹も! 厚労省がHPから消した健康食品(サプリ)の『副作用』」。
「紅麹」がこんな大問題になる前にやってくれと言いたくなる。
『ニューズウィーク日本版』(4・16)の大特集「オッペンハイマー アメリカと原爆」14ページは「原爆投下」についての反省も含め、真摯に取り上げているのは好感。
一般のアメリカ人が映画「オッペンハイマー」をどう見たか、をぜひ特集してほしい。(月刊『Hanada』編集長)
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