小林製薬の大阪工場への立ち入り検査に入る厚生労働省の担当者ら =3月30日、大阪市淀川区(南雲都撮影)

月刊誌『文芸春秋』が久々のスクープ。

「小池百合子都知事元側近の爆弾告発」

元都民ファーストの会事務総長を務めた小島敏郎弁護士が、令和2年、都知事選直前に起こった小池百合子都知事の「学歴詐称問題」の真相を。

当時出版された石井妙子さんのノンフィクション『女帝』が小池都知事が自称している「カイロ大学卒」という学歴に疑問を呈し、大騒動になった。

が、最終的にはカイロ大学学長が小池知事の卒業を認めた「声明文」なるものが在日エジプト大使館のホームページに掲載され、一件落着。

しかし、今回の告発、実はこの「声明文」、<私(小島)が発案して、A氏(元ジャーナリストで、小池知事のブレーン)が文案を作成した>というのだ。

事実なら、都知事辞任にも値する大問題ではないか。

当然、『週刊文春』(4月18日号)が、後追いして小池知事の反応くらい記事にしていると期待したが、一切触れていないのは解せない。

大新聞なども本格的に追及しないのはなぜなのか。

その『文春』、早くも衆院選予測。

「自公83議席減! 過半数割れで自民分裂」というのだが、「自民分裂」に関しては噂話以上の何もナシ。

それより、「LINEヤフー」告発第2弾「ヤフーニュースの正体」。

ヤフーニュースの「(記事配信の)許諾料の低さ」「ヤフートピックスの選び方」「誹謗中傷コメントが殺到するヤフコメの問題点」など抉(えぐ)って参考になる。

『週刊現代』(4・20)と『週刊ポスト』(4・26)がそろって「紅麹」問題を。

『現代』、「毎日飲んでいる家族や友人にも教えたいサプリと副作用」。

『ポスト』、「紅麹も! 厚労省がHPから消した健康食品(サプリ)の『副作用』」。

「紅麹」がこんな大問題になる前にやってくれと言いたくなる。

『ニューズウィーク日本版』(4・16)の大特集「オッペンハイマー アメリカと原爆」14ページは「原爆投下」についての反省も含め、真摯に取り上げているのは好感。

一般のアメリカ人が映画「オッペンハイマー」をどう見たか、をぜひ特集してほしい。(月刊『Hanada』編集長)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。