台風5号は12日午前8時半頃、岩手・大船渡市付近に上陸しました。
東北太平洋側は、大雨に見舞われている現状です。
24時間雨量が観測史上1位、1日で2カ月分の雨量を観測した岩手・久慈市から、岩手めんこいテレビ・井上智晶アナウンサーが中継でお伝えします。
12日午後3時50分現在、久慈市の雨の降り方は弱まってきましたが、長内川の上流のダムでは大雨の影響により午後2時過ぎまで緊急放流が行われていました。
現在は水位も落ち着いた状態となっています。
台風5号により岩手県内は沿岸を中心に大雨となっていて、降り始めから12日午前11時までの雨量は、久慈市下戸鎖で471mm、大槌で286.5mmに達しました。
この大雨により、久慈市の滝ダムでは水位が上昇したため、午前10時20分過ぎから緊急放流が行われました。
この放流により氾濫のおそれがあるとして、市は長内地区と小久慈地区の合わせて約8300人を対象に警戒レベル5の緊急安全確保を出しましたが、緊急放流は午後2時過ぎに終了、これを受けて緊急安全確保も午後3時に全て解除されました。
しかし岩手県内では、住宅の浸水や道路の冠水、土砂災害なども相次いで確認されていて、今後も厳重な警戒が必要となっています。
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