福岡市のJR博多駅近くで男性を刃物で切りつけて殺害しようとしたとして高校生の男女2人が逮捕された事件で、女子高校生が「元彼を殺すため交際している男子高校生を利用しようと考えた」という趣旨の供述をしていることが分かりました。

これは8月6日午後9時ごろ、JR博多駅近くの路上で千葉県の男性(50)が包丁で顔などを切りつけられ、大分県日田市に住む男子高校生(15)と女子高校生(16)が殺人未遂の疑いで逮捕された事件です。


警察によりますと、高校生2人は交際していて、これまでの調べに対し、男子高校生は「彼女と話し合い、包丁を使って男性を殺害しようと思い、切り付けたことは間違いありません」、女子高校生は「今の彼と一緒になって元の彼を殺害しようとしたことは間違いありません」といずれも容疑を認めています。

被害男性はSNSで女子高校生と知り合い、以前交際していて、事件当日は女子高校生に会うために福岡市を訪れていました。

一方、女子高校生と男子高校生は5月から交際を始めていて、事件当日、2人は一緒に高速バスで福岡市にやってきていて、2人は話し合いの上、男性を殺害しようと企てたということです。

その後の捜査関係者への取材で、女子高校生が「悩み相談で男性が大丈夫?と心配してくるのが嫌になり殺したくなった」「元彼を殺すため交際している男子高校生を利用しようと考えた」という趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。

警察は女子高校生が事件を主導したとみて調べを進めています。

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