富山県高岡市は20日、元日の能登半島地震の災害関連死により市内の2人が死亡したと発表した。富山県で関連死が認定されたのは初めて。これで地震による犠牲者数は、計378人(うち関連死は石川県147人、新潟県2人、富山県2人)となった。このほかに、石川県内では23人が関連死に認定される予定で、今回の地震の犠牲者数は計400人を超える見込みだ。
高岡市によると、関連死したのは90代の女性と80代の男性。女性は地震で負傷し、避難所での生活を余儀なくされる中で体力が低下。朝食中に食物がつかえて窒息し亡くなった。男性は地震で傾いた自宅内で転倒し、腰椎(ようつい)圧迫骨折と診断されて入院。一度退院したが容体が悪化し死亡した。17日に市の審査委員会が開かれ、19日付で認定した。【深尾昭寛】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。