自民党の総裁選は決選投票の末、石破茂・元幹事長が新しい総裁に選ばれました。「地方に強い」とされる石破氏。北海道の有権者はどう受け止めたのでしょうか。
自民党の新総裁は石破茂氏
「高市早苗君、194票。石破茂君、215票であります。石破茂君が当選と決しました」
自民党総裁選は9人の候補が、過半数を取れず決選投票へ。その結果、石破茂氏が21票の差で高市早苗氏を下し、新総裁に選ばれました。
「この日本をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするため、石破茂、全身全霊を尽くしていく」(自民党 新総裁 石破茂氏)
北海道の有権者はどう受け止めたのか?
総裁選への挑戦5回目で新総裁となった石破氏に有権者が求めるものは…。
「外交問題に興味があるが(石破氏は)語学的に一番問題がある」(60代男性)
「(新総裁が)決まったなら期待するしかない。石破さんに頑張ってもらうしかない」(30代男性)
「子どもがいる世帯の減税をお願いしたい。この子たちの未来はどうなるのかなと思う」(40代女性)
「物価が上がっているのでこれ以上、上がらないよう抑えてほしい」(40代女性)
「(裏金など)いろいろなことで不透明なことが多いので、鮮明な政治にしてほしい」(60代女性)
専門家はどう評価したのか?
「石破さんになって良かった。『ルール守る自民党』って3回も言っていたからね、きょうも。農林水産業に精通していることと、鉄道にも詳しいからJR路線問題も前向きに進めてくれると思う」(自民党道連 中村裕之 会長)
「(石破氏は)地方創生担当大臣、あるいは農水大臣もやっていた。でもいずれもうまくいってないんです。地方創生10年経ったが、うまくいってない」(立憲民主党 逢坂誠二 道連代表)
「北海道の人にとって地方創生をライフワークに掲げている石破氏の話は、過疎地・経済的に恵まれていない場所への気配りや心配りが非常に強くにじみ出ていて、非常に良い首相を選んでいただいた」(北海道文教大学 宮本融 教授)
北方領土の元島民は…。
「石破さんもこれから忙しいと思うが(根室に)来てほしい。(元島民に)直接会ってもらいたい」(千島連盟根室支部 角鹿泰司 支部長)
能登半島の復興や外交問題、脱派閥・脱裏金など課題は山積みです。
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