岐阜県の池田町が発注する工事の入札で便宜を図ってもらう見返りに、前の町長に現金を贈った贈賄などの罪に問われている、工事業者の元社長の初公判で、元社長は起訴内容を認めました。

 起訴状によりますと、大垣市の電気工事会社の元社長、久富幸司被告(63)は2022年2月、池田町が発注する工事の入札で便宜を図ってもらう見返りに、前の町長の岡崎和夫被告(76)に現金100万円を贈った贈賄などの罪に問われています。

 27日の初公判で、久富被告は起訴内容を認めました。

 冒頭陳述では、検察側が前の町長の岡崎被告との関係が深まった経緯について「2011年ごろから毎年、商品券を手渡すようになった」と指摘しました。

 弁護側は「公訴事実は争わない」としています。

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