10月に亡くなった東京電力の元会長・勝俣恒久さんについて、最高裁判所は11月13日付けで強制起訴されていた事件の公訴を棄却した。
原発事故の時に東京電力の会長を務めていた勝俣恒久さんは、福島第一原子力発電所の津波対策を怠り、事故に伴う避難で近くの病院の患者を死亡させたなどとして強制起訴された。
2023年1月、東京高裁が一審判決を支持して無罪を言い渡したが、検察官役の指定弁護士は判決を不服として上告していた。
そうした中、最高裁判所は10月21日に勝俣さんが84歳で亡くなったことから13日付けで公訴を棄却した。
同じく強制起訴されたほかの旧経営陣の2人については、審理が継続されている。
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