太陽観測衛星で撮影した2019年12月の活動極小期(左)と2024年5月の極大期の太陽(NASA提供・共同)

 米航空宇宙局(NASA)と海洋大気局(NOAA)は15日の電話記者会見で、太陽活動が最も活発な「極大期」に入っており、今後1年は続く可能性があるとの見解を示した。低緯度地域でのオーロラ観測が期待できる一方、衛星利用測位システム(GPS)や通信衛星、電力網の障害が発生する恐れもあるとした。

 2025年には、米主導の月探査「アルテミス計画」で飛行士が月に向かう予定。国際宇宙ステーションより格段に遠く、太陽の悪影響にさらされる領域を通過するため、太陽の活動状況を考慮した安全対策が必要になる。(共同)

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