日本ガイシは音楽ライブで大容量蓄電池「NAS電池」を活用する

日本ガイシは24日、音楽ライブに必要な電力を地域の再生可能エネルギーで賄い、公演に関連する二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにする取り組みを始めたと発表した。音楽ユニット「スキマスイッチ」が12月3日に岐阜県恵那市で開く公演で実現させる。

日本ガイシと中部電力ミライズ、恵那市の3者が出資する恵那電力(恵那市)が再エネ電力を供給する。日本ガイシの大型蓄電池「NAS電池」にため、夜間に行う公演の電力に充てる。

観客やスタッフの移動や宿泊など、公演にかかわるすべてのエネルギー使用に伴うCO2排出量も算出する。ここで推定される排出量(約30トン)は、恵那電力が削減した排出量を国が認証する「Jークレジット」の発行で相殺する。

日本ガイシによると、音楽公演でのこうした取り組みは全国で初めてという。同様の手法を芸能事務所などに提案する考えだ。

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