秋の行楽シーズンを迎え、新潟県内でも観光客が増加してきている中、観光に欠かせないのが交通手段。需要の増加に対応しようと、新潟市のタクシー会社が新しいシステムを導入しました。

佐渡金山の世界遺産登録により、佐渡市への玄関口となっている新潟市を訪れる観光客の増加も予想されます。

こうした中、新潟市中央区のタクシー会社がタクシーを気軽に利用してもらおうと、新たに導入したのが…

【万代タクシー 木下幸治さん】
「QRコードを読み込むだけでタクシーを気軽に呼ぶことができるシステムができたので導入した」

スマートフォンのカメラでQRコードを読み込んで、その場所にタクシーを呼ぶ『呼ぶQR』です。

これにより、電話がつながらなくてもタクシーを呼べるほか、英語の表記もあるため、海外からの観光客も簡単に利用することが可能に。

また、観光客が多く訪れる場所にとってもメリットが…

【万代にぎわい創造 藤本暁史さん】
「『タクシー呼んでください』と言われると正直手間というか。やっぱり人手がどうしても取られてしまうというところでは、業務改善になっている」

【記者リポート】
「タクシーを呼ぶためにQRコードを読み込んでみます。QRコードを読み込むと、乗車地がすでに入力されていて、あとは電話番号と名前を入力すればタクシーを呼ぶことができます」

タクシーを頼むと、まずは配車待ちの画面になりますが、タクシーが見つかると迎車中の画面に変わり、到着予想時刻なども表示されます。

【万代タクシー 木下幸治さん】
「電話に出なくとも、ご注文を受けられるというのは魅力の一つ。佐渡も世界遺産登録ということで、新潟市もますますお客様が増えると思うので、われわれも一役買えればいい」

こちらのタクシー会社では今後、新潟市中央区の万代地区を中心にQRコードの設置場所を増やしていく方針です。

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