自宅にひとつはあるだろう「電源タップ」、その“寿命”を知っているだろうか?
配線器具に関する調査や研究を行う「日本配線システム工業会」によると、電源タップは消耗品で、交換の目安は「3~5年」。
公式サイトでは、この目安を超えて使い続けると「危険(怪我、火災など)を生じるおそれがあります」と警告もしているのだ。
意外と短い?と思ってしまうが、電源タップをいつから使用しているか、覚えている人は少ないだろう。交換が必要かどうか、どのように判断すればよいのだろうか。そして、少しでも長く使うために気をつけたいことは?日本配線システム工業会の担当者に話を聞いた。
交換の目安が3~5年の理由
日本配線システム工業会によると、電源タップとは「壁などに設置されたコンセントにつなぎ、離れた場所の電気器具へ電源を供給する配線器具」のことを指す。
正式名称は「延長コードセット」といい、俗称で「電源タップ」や「テーブルタップ」とも呼ぶが、基本的に同じものと考えてよいそうだ。
そんな電源タップに交換の目安があるのは、使い始めてから3~5年経つと、使用上のトラブルが出てくるかもしれないため。 傷んだ電源タップを使い続けると、コードの断線や温度の異常な上昇を招き、やけどや火災、感電といった危険が生じる可能性があるという。
「日本配線システム工業会の会員のメーカーが販売しているものについて、販売後3~5年が経過すると『熱くなった』『焦げた』『断線した』『プラグ栓刃(せんば)が曲がった』などの市場トラブルが増加するという報告もあります。ただ、使用方法によって劣化状況は大きく変わるので3~5年で必ず交換するというものではありません」
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