群馬の動物園で、生後4時間のハリネズミがカメラに捉えられた。SNSでは、赤ちゃんでも針がある姿に「出産の時にお母さんは痛くないのか」という素朴な疑問が投げかけられた。飼育員によれば、赤ちゃんの針は柔らかく、生まれる際は皮膚に埋もれているため問題ないという。
痛くない?生まれた時からトゲトゲ!
群馬・草津町にある草津熱帯園で10月1日、木くずのじゅうたんの上で撮影されたのは、ハリネズミの赤ちゃんだ。ピンク色の体に背中には無数の針がついている。
この記事の画像(11枚)撮影された映像は生後4時間の生まれたて。大きさはわずか3cmほどで、何とも愛くるしい姿だ。
同園がこの様子をSNSに公開すると、「出産の時、針で産道が傷つかないのかな?」「針は硬くないの?」と素朴な疑問が投げかけられた。
生まれたての針は柔らかい
赤ちゃんのハリネズミでも背中の針は100本ほどあるという。出産する時に母親を傷つけたりはしないのか、飼育員に聞いてみた。
草津熱帯園の飼育員によれば、「生まれてくる時には針が立った状態ではなく、皮膚に埋もれ込んでいるような感じで産道から出てくるので、お母さんは痛くないらしい」という。
赤ちゃんが生まれてくる時は針が寝ている状態のため、母親が傷つくことはないそう。さらにその針の硬さも、1週間ほど経ってもまだゴムのような柔らかさのままだ。
現在2匹の赤ちゃんハリネズミはすくすく成長し、だんだんと針もしっかりしてきているという。
母乳の奪い合いで、お母さんに針が刺さっているような様子もあるが、飼育員は「赤ちゃんのためなら多少の痛みも(我慢)っていうのもあるかも」と語っている。
(「イット!」 10月10日放送より)
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