有明海の養殖ノリの種付けが佐賀県で解禁され、佐賀市の沖合では18日早朝から多くの漁船が出て、海上に赤や緑、青など色とりどりのノリ網を海面に広げた。
種付けは17日夕に解禁された。沖合約5キロの漁場では、漁師らが海中に立てた支柱に長さ18メートル、幅1・5メートルの網をくくりつけ、ゆっくりと海面に張っていった。
網にはノリの胞子を付けたカキ殻がつり下げられており、水温が23度以下になると放出した胞子が網に付着し、約1カ月後には口溶けがよいとされる「秋芽ノリ」が収穫される。
佐賀県は2021~22年シーズンまで19季連続で販売枚数、販売総額とも日本一だったが、以降は2季連続で販売枚数、総額とも兵庫県を下回った。今季は販売枚数16億枚、総額232億円を目標として、3季ぶりの日本一奪還をめざす。【斎藤毅】
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