高校ラグビーの夢の舞台「花園」への切符をかけた岩手県大会の決勝戦が、10月20日に盛岡市で行われ、盛岡工業が大激戦の末黒沢尻工業を破り4年ぶりの優勝を果たしました。
5月の県高総体決勝では60点以上の差をつけて黒沢尻工業が勝利していたこのカード。
前半はその黒沢尻工業が2つのトライを決めて試合を優位に進め15対7で折り返します。
8点を追う盛岡工業は後半13分、キャプテンの吉田が相手のタックルを振り切りトライ、ゴールも決めて1点差まで詰め寄ります。
さらにその5分後、ゴール前でパスを受けた途中出場の千葉がトライを奪い逆転、この試合初めて盛岡工業がリードします。
連覇を狙う黒沢尻工業は23分に藤村のトライで1点差に迫ると試合終了直前にも怒涛の攻撃を見せます。
ゴールライン目前まで攻め込みましたがあと一歩届かず、21対20と激戦を制した盛岡工業が4年ぶり36回目の花園出場を決めました。
盛岡工 吉田勇玖主将
「率直にうれしい。勝つ自信があったのでリードされてもあまり気負いせず、しっかりワントライずつ積もうとチームで確認していた」
盛岡工 小原義巧監督
「最後まで走ってくれた選手たち本当に誇りに思う。(全国大会は)一戦必勝で頑張っていきたい」
全国大会は大阪の花園ラグビー場で12月27日に開幕します。
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