初来日したコアラが多摩動物公園に到着したときの様子。東京・多摩・名古屋・東山、鹿児島・平川の3動物園に2頭ずつ贈られた。
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 コアラが初めて日本にやって来てから今月25日でちょうど40年。この間、日本とオーストラリアの友好の懸け橋となり、動物園では今でも一、二を争う人気者だ。「コアラ外交」が節目の年を迎え、豪州の外交関係者は「日本で広く愛されていることをうれしく思う」と話している。

 コアラはオーストラリアの固有種で、1984年10月に初来日して、多摩動物公園(東京)や東山動植物園(名古屋市)、平川動物公園(鹿児島市)で飼育が始まった。来日した日にちなみ、10月25日は「コアラの日」となっている。

 コアラがいる各地の動物園では記念イベントを企画。多摩動物公園ではコアラの飼育の歴史を振り返るパネル展などが開かれている。

 オーストラリアのジャスティン・ヘイハースト駐日大使は「コアラは豪日の友好のシンボルになっている。今後も両国の強い絆を保つ重要な役割を果たしてくれることを願っている」とコメント。豪州大使館は多摩動物公園と共同でメッセージ動画を作成し、X(ツイッター)の公式アカウントなどで紹介している。【松本紫帆】

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