徳島市の「ADD CBD」が販売していた大麻類似成分HHCPを含む製品=共同

四国厚生支局麻薬取締部は22日までに、指定薬物の大麻類似成分HHCP(ヘキサヒドロカンナビフォロール)を含む製品を販売したとして、徳島市の危険ドラッグ販売業者「ADD CBD」社長、加納利高容疑者(48)ら30〜40代の男6人を医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕した。21日付。同社は14都道府県で25店舗を展開する国内最大規模の販売業者という。

6人の逮捕容疑は昨年12月6〜19日、販売停止命令を受けていたにもかかわらず大阪市淀川区の店舗で、HHCPを含むリキッド3個を客3人に対し、1万1040〜1万3800円で販売した疑い。リキッドはカートリッジに入った液体で、電子パイプで吸引する。

厚生労働省は昨年12月、HHCPなど大麻成分に似た構造の6成分を指定薬物に追加。今年1月6日から、これらを含む製品の所持や流通が禁止されている。同社は規制前の昨年12月6日、東京都内の店舗への立ち入り検査で販売停止命令を受けていた。〔共同〕

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