第37回東京国際映画祭の概要発表記者会見が25日、東京都内で行われた。映画祭は10月28日から11月6日、東京の日比谷・丸の内・銀座・有楽町地区を会場に開かれる。

 最高賞の東京グランプリなどを競うコンペティション部門には15作品が選ばれた。日本からは片山慎三監督の「雨の中の慾情」、大九明子監督の「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」、吉田大八監督の「敵」の3本。香港の俳優、トニー・レオンさんが審査委員長を務める。コンペティション部門には110カ国・地域から2023作品の応募があった。

 アジアの新人監督の作品を対象とした「アジアの未来」部門では、10作品が賞を競う。また今回から各国の女性監督作品を集めた「ウィメンズ・エンパワーメント」部門を新設、7本が上映される。

 安藤裕康チェアマンは「国際交流に力を入れ、アジアを世界にアピールする映画祭にしたい」と語った。【勝田友巳】

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